①ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲 第22番 イ短調 ②M・ハイドン:ヴァイオリン協奏曲 イ長調 アルテュール・グリュミオー 指揮:エド・デ・ワールト ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 録音:1969年10月 ヴィオッテイの甘く切なく憧れるような旋律、M.ハイドンの機知に富んだ伸びやかな旋律、これはグリュミオーの“美音”を堪能するのに本当にふさわしい選曲。理屈一切抜きでうっとり。69年の録音が最新のマスタリング技術で、見事に蘇っている。 フランコ=ベルギー奏派は、情動に身を浸さない均整の取れた麗しい音色を特徴としていたが、ステレオ録音期のグリュミオーは、一層高潔なアプローチを示すようになり、花鳥風月の味わいを醸し出すに至りました。その端正で気品のある美音は、特に18世紀以前の音楽で、その美質を遺憾なく発揮。ここで聴かれる2曲のヴァイオリン協奏曲は、そんなステレオ録音期のグリュミオーの美感にフィットする演目です。 グリュミオーにとって、フランコ=ベルギー奏派の祖であるヴィオッティの作品を無視することは出来ない。第22番は、古くからペーター・リバールやローラ・ボベスコ等の名演奏が良く知られる。リバールの良く歌う演奏や、ボベスコの纏綿たる表情づけでチャーミングさを印象付ける演奏に比べると、グリュミオーは清廉な語り口ですっきり纏めている。感情よりも作品の骨格を正確に明らかにすることを目的にしたような演奏だが、そもそものグリュミオーの音色が美しいので、作品の美質は全く損なわれない。細かいパッセージにも気を緩めないグリュミオーの演奏には、ヴァイオリン教師としてのプライドと貫禄も感じられるだろう。 ミヒャエル・ハイドンは、ヨーゼフ・ハイドンの弟で、作曲の才はハイドンに引けを取らない。イ長調のヴァイオリン協奏曲は、プラハ国立博物館で20世紀になって発見された作品。1968年にグリュミオーが蘇演したもの。グリュミオーの清潔で麗しいヴァイオリンの音色が何とも素晴らしく、きびきびした音楽運びが伴奏をしっかり引っ張っている。 国内盤【廃盤】【希少盤】帯付き(切り取りあり)、盤面傷無し 人気の24bitデジタル・マスタリング盤 47*まとめ買い値引き致します(要事前コメント) 2枚購入→引き、3枚購入→引き 4枚購入→引き
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