別府アルゲリッチ音楽祭ライヴ『奇蹟のライヴ』 ①ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番 「クロイツェル」イ長調 作品47 ②フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 イヴリー・ギトリス(ヴァイオリン) マルタ・アルゲリッチ(ピアノ) 録音:1999年11月①、1998年11月② 1998年、1999年に開催された「別府アルゲリッチ音楽祭」での貴重なライヴ録音。十分気心の知れ合たギトリスとの掛け合いが、この2人だからこそなし得る伝説の名演を生みました。2020年ギトリスは98歳で亡くなっています。 まったく性格の違う2曲の組み合わせがとても面白いです。特にフランクはこれを聴いたら今までこの曲に持っていたイメージが変わるような素晴らしさ。1楽章の出だしから、まるで空気に色彩がついたのが目に見えるように魅力的な演奏です。最終楽章は、ぐいぐいと引っ張っていくアルゲリッチはさすが。この二人の絶妙なやり取りは長年友人であるこの2人ならではのものです。 アルゲリッチとギトリス翁との共演は 手に汗を握るパフォーマンスで、個人的に最も興味深く聴きました。どうやら第1楽章の呈示部が終わる辺りまで アルゲリッチのほうが 翁の語り口に合わせようと その呼吸を窺っている気配も何となく感じられるのですが、明らかにギトリスが 彼女のピアノの上に乗っかって歌う気でいる姿勢を確信したのか、もはや展開部に入るとアルゲリッチは一切脇目を振らなくなり、要所を締める他は 翁の好き勝手にさせ、自身は大股なテンポで どんどん進むようになります。そうなるとギトリスのヴァイオリンは 魅力的な女流ピアニストの周囲を自由に飛んだり走ったり停まったりと自在に振る舞うようになり、聴き手は史上稀にみる即興性に満ちた驚くべき瞬間を味わえます。一方、フランクではアルゲリッチは堂々とした恰幅の良い佇まいである。ただギトリスは思い入れは強いがなにやら定まらぬ印象で噛み合わぬきらいがあるが、それがまた二重奏の面白さ。ライブで聴きたかった!躍動感!情熱!生きてる音楽!感動しました! 国内盤【新品未開封】【廃盤】 *まとめ買い値引き致します(要事前コメント) 2枚購入→引き、3枚購入→引き 4枚購入→引き、10点以上は引き
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