ワーグナー①歌劇 《さまよえるオランダ人》 -序曲②歌劇 《タンホイザー》 -序曲③歌劇 《ローエングリン》 -第1幕への前奏曲④歌劇 《ローエングリン》 -第3幕への前奏曲⑤楽劇 《ニュルンベルクのマイスタージンガー》 -第1幕への前奏曲⑥ 楽劇 《トリスタンとイゾルデ》 -前奏曲⑦ 楽劇 《トリスタンとイゾルデ》 -愛の死指揮:サー・ゲオルグ・ショルティシカゴ交響楽団ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ③④録音:1972年~1985年「とりあえずワーグナーの曲をいくつか聴いてみたい」という人にはうってつけの一枚。収録されているのはどれも有名な曲目です。などと書いたら初心者向けのもの?と思われそうですが、指揮は高名なSir.ゲオルグ・ショルティ。重厚で伸びやか、かつ深みある演奏ーーーなどと私ごときが薀蓄するのがオコガマシイほど素晴らしい響きです。特に「ローエングリン」「ニュルンベルクのマイスタージンガー」「トリスタンとイゾルデ」はうねるような音響の波にさらわれんばかりの迫力です。ワーグナー指揮者として世に出たショルティの名演です。ワーグナーの持つ「毒」とこの指揮者の持つ爆弾が一瞬で爆発するような統制力と攻撃力が遺憾なく発揮された、男らしい美しさに溢れた演奏です。このコンビの日本公演での伝説的な演奏ぶりは忘れられません。合奏でホールそのものが鳴り響いたのではないかと思える程の大音量。微音の明瞭さと美しさ、アメリカのオーケストラしかできないと思えるリズム感。それはまるで鍛えに鍛えられた鋼(はがね)で作られた刀(かたな)の切っ先のような強靭で鋭い光のような機能的な美しさにあふれています。しかしそれは、決して冷たかったり、無機的なものではなく、音楽の持つ理性的、知性的な美しさが引き出された演奏と言えるでしょう。音楽に三文小説のような安っぽいロマンや耽美的な陶酔だけを求めるのではなく、その本質を追求するとこのような演奏になると言う見本だと言えそうです。初期国内盤、帯無し、盤面傷無し 7*まとめ買い値引き致します(要事前コメント) 2枚購入→引き、3枚購入→引き 4~5枚購入→引き、10点以上は引き
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